





寿司とワインの相性は


生魚とワインの相性は
なんとなく生身の魚とワインは合わないと思われがちですが、生魚を使ったカルパッチョやマリネなどといった料理はワインと相性が良いのは万人の知るところです。つまりお寿司とワインもうまく合わせることが十分可能なのです。
セオリーはワインとお寿司の色を合わせる
シンプルかつ確実なペアリングの方法がワインとお寿司のネタの色を合わせることです。
ヒラメやタイ、ホタテやイカなどは白ワイン。マグロやカツオなどの赤身のお寿司には、赤ワインといった具合です。
また調味料に合わせるというのも一般的に言われています。醤油で食べるときは赤ワイン。塩で食べるときは白ワインといった感じです。






もっと気軽に合わせるポイント
まずお寿司に赤ワインはいったん控えた方が良いというのが夫パンダの考えです。赤ワインはアナゴなど甘タレ系のネタには非常に合う一方、どうしても生臭さを引き立ててしまう傾向にあります。マッチングするワインを選び出すのが非常に難しく上級者向けなのでお寿司の時は赤ワインを選ばないのが無難かと思います。
白ワインはおおよそどんなタイプでも寿司に合うと思います。フレッシュなタイプが一般的には合うといわれていますが、夫パンダ的には樽を利かせたシャルドネ品種も悪くないと思っております。
また万能なのがスパークリングワインです。特にシャンパーニュ方式で造られたきめ細かな泡と酸はネタの旨味とシャリの甘味を引き立ててくれます。



寿司と合うワイン






ヨセミテ・ロード スペシャル・セレクション シャルドネ
(赤/オーストラリア/WPP 26P(40P満点)※G賞受賞)


寿司とのマリアージュPoint:14Point
1本目はシャルドネ品種の白ワインです。白ワインは基本樽熟成しませんがシャルドネ品種に限っては樽熟成されるワインもあります。このワインも樽熟成しているため樽のニュアンスを感じることができる白ワインです。この樽のニュアンスが桐箱のような”和”を連想させ、お寿司と上品にマッチし高級感すら感じさせてくれます。同じシャルドネ品種でフランスのシャブリという有名な白ワインがあり、生牡蠣とシャブリはあまりにも有名なペアリングです。このシャブリは樽熟成していないシャルドネ品種の白ワインです。よく寿司と合うワインとしてシャブリが紹介されることが多く高級鮨店では定番で常備されているワインですのでこちらも試してもらい違いを楽しんでもらうことをお勧めします。シャブリは非常に有名な白ワインなので、大型スーパーなどで簡単に見つけることができます。
DOMAINE du NOZAY SANCERRE
(白/フランス/WPP 22P(40P満点)※S賞受賞)


寿司とのマリアージュPoint:15Point
2本目はフランスのロワール地方の白ワインです。ロワール地方の有名な産地でサンセール(SANCERRE)という場所がありそこではソーヴィニヨンブラン品種で造られた白ワインが造られます。ソーヴィニヨンブランはハーブ香が特徴的でお寿司にも非常にマッチします。
STANFORD BRUT GOVERNERS
(泡/アメリカ/WPP 27P(40P満点)※G賞受賞)


寿司とのマリアージュPoint:14Point
3本目はスパークリングワインです。スパークリングワインは正直大抵のものはお寿司にマッチすると思います。ただ、甘口のものはまったりして食事と合わせるのが難しいのでやはり辛口のスパークリングがおすすめです。ワイン名にある「BRUT」とは辛口の意味です。
おわりに


今回は寿司とワインのマリアージュについて紹介させていただきました。一見合わなそうに思われがちですが非常に美味しくいただけました。最近、ワインスクールではお寿司屋さんを営んでいる方も多く参加されているそうです。これからはお寿司屋さんもワインを理解していないといけない時代なのでしょうね。今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。