
ワインをもっと知りたい!



今回は、知ってるだけでワインが劇的にわかる主要7品種を紹介します。



ぶどう品種の”神7”だね。


カベルネソーヴィニヨン(赤)


カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴
フランスの有名な銘醸地であるボルドーでは伝統的にカベルネ・ソーヴィニヨン主体でワインが造られます。ボルドーというとシャトーマルゴーをはじめとした5大シャトーが有名ですが、これらのワインもカベルネ・ソーヴィニヨン主体で造られています。またカベルネ・ソーヴィニヨンはボルドーだけでなく、世界中で栽培されている高級赤ワインの代名詞的品種です。
渋く濃厚でパワフルなタンニンが特徴で、若いうちはギシギシと渋い印象もありますが、熟成が進むとこのギシギシ感がとれ、滑らかさが出てきます。
おすすめの「カベルネ・ソーヴィニヨン」ワイン
良質なワインを生み出す環境が整っているチリの銘醸地マイポ・ヴァレーで造られたカベルネ・ソーヴィニョンのワインです。造り手は名門ウンドラーガ社です。
メルロー(赤)


メルローの特徴
カベルネ・ソーヴィニョンと同じく、ボルドーで多く使われる品種です。カベルネ・ソーヴィニョンの渋みや硬さを和らげるサポート役として、伝統的にカベルネ・ソーヴィニョンにブレンドされて造られてきました。
裏方役の印象が強いメルローですが、メルロー単体でも素晴らしいワインが造られます。その代表格がペトリュスというワインで1本数十万円する超高級ワインです。
おすすめの「メルロー」ワイン
2009年に行われた、米国オバマ大統領の就任式昼食会にてワインを提供したことでも有名なダックホーン・ヴィンヤーズが造るメルローワインです。カリフォルニア州の銘醸地ソノマで造られています。
ダックホーン・ヴィンヤーズはそれまで脇役と考えられていたメルローを主役として使い成功させた第一人者としても有名です。
ピノノワール(赤)


ピノノワールの特徴
ボルドーと双璧をなすフランスの銘醸地ブルゴーニュ、ここで造られる赤ワインのほとんどがピノノワールから造られます。
ボルドーではカベルネ・ソーヴィニョンやメルローをブレンドした濃厚で力強いワインが造られる一方、ブルゴーニュではブレンドせずピノノワール100%で造られます。造られたワインは優雅でエレガントなワインとなります。
1本数百万円する世界一の高級ワインで有名なロマネコンティもブルゴーニュでピノノワール100%で造られたワインです。
おすすめの「ピノノワール」ワイン
ニュージーランドの最南端の銘醸地セントラル・オタゴで造られたピノノワールです。「Sato(サトウ)」の名前の通り、日本人が経営するワイナリーです。著名なワイン評論家がセントラル・オタゴの代表銘柄として紹介するなど、世界のワイン愛好家も注目するワイナリーです。
シラー(赤)


シラーの特徴
カベルネ・ソーヴィニョン以上にかっしりした味わいで、酸味、アルコール、渋みが強く、黒胡椒のようなスパイシー感を強く感じられるのが特徴です。
おすすめの「シラー」ワイン
シラーはオーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれています。「シラーズ」はオーストラリアを代表する品種で世界中から注目を浴びています。
シャルドネ(白)


シャルドネの特徴
世界中で最も人気がある白ブドウ品種と言っても過言ではないシャルドネ。白ワインの最高峰「モンラッシェ」や「牡蛎にはシャブリ」でおなじみシャブリなどもシャルドネ100%で造られたワインです。
ブドウ自体には際立った特徴がなく、産地や造り方で多種多様な姿を現します。
おすすめの「シャルドネ」ワイン
「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称され、不動の人気を誇る「カレラ」。そのカレラ自慢の自社畑マウント・ハーランのぶどうと厳選されたセントラル・コースト・エリアの選りすぐりの畑のぶどうから造られるワインです。
ソーヴィニオンブラン(白)


ソーヴィニオン・ブランの特徴
爽やかなハーブや柑橘系の香りが特徴的で、飲むと清々しい気分にさせてくれるのがソーヴィニヨン・ブランです。
おすすめの「ソーヴィニオン・ブラン」ワイン
ルイ ヴィトン・グループがニュージーランドに所有するクラウディー・ベイ。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの地位を高めたともいわれています。クラウディー・ベイの名刺代わりのワインがこちらのソーヴィニヨン・ブランです。
リースリング(白)


リースリングの特徴
きめ細かな酸味と上品なハチミツのような甘味が特徴的なリースリング。「最も高貴なブドウ品種」や「世界4大高貴種」などに形容されるように上品さが魅力ですが、甘味からくる優しさも感じられ、高飛車感はなく親密感がある品種です。
おすすめの「リースリング」ワイン
700年前にシトー派の修道僧たちによって開かれた銘醸畑で造られたリースリングです。ラインガウのリースリング種が持つ個性的な味わいが魅力的です。
終わりに
今回はワインぶどう品種の最低限覚えておきたい7品種を紹介させていただきました。
今回ご紹介した7品種を知ればワインラバーの仲間入りです。
是非今回紹介させていただいた7品種の味わいや特徴をご自身の五感で味わっていただきたいと思っております。
今回は以上です。最後までありがとうございました。