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アメリカワインのポイント解説と特徴がわかるおすすめワイン

夫パンダ

新世界でワイン生産量が一番多い国がどこかわかりますか?

りえパンダ

新世界って何?

夫パンダ

、、、

今回は新世界でワイン生産量が一番多いアメリカについてざっくり解説させていただきます。

新世界とはアメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、日本など、ワイン文化が比較的新しい国々を指しています。
(それに対して、フランス、イタリア、スペインなどを旧世界と呼びます)

目次

アメリカワインの概要

アメリカのワイン生産量は、フランス、イタリア、スペインに次いで世界第4位です。

アメリカワインの始まりは1769年、修道院がミサ用にワインを造ったのがきっかけと言われています。

その後、ゴールドラッシュでワイン需要も増え、ワイナリーが多く造られるようになりました。

ところが1920年に禁酒法が施行されアメリカのワイン産業は壊滅的な打撃を受けます。

現在は業界団体や大学などの協力による技術の発展もあり、カリフォニアを中心に急速にワイン産業は回復しています。

それどころか今では世界を震撼する高級ワインも生み出す、世界中のワインラヴァー誰もが認めるワイン大国となっています。

ほとんどの州でワイン造りがされているアメリカですが、州ごとの生産量ランキングは以下の通りです。

  1. カリフォニア州
  2. ワシントン州
  3. ニューヨーク州
  4. オレゴン州
    (2020年度)
夫パンダ

1位から3位の州について、次の章から紹介させていただきます。

生産量1位 カリフォニア州

りえパンダ

アメリカワインってあまり聞かないけど、カリフォニアワインはよく聞くよね。

夫パンダ

アメリカ生産量の80%以上はカリフォニア州で造られています。そういったこともあって多くの方にアメリカワイン≒カリフォニアワインとイメージされています。

りえパンダ

ナパバレーって聞いたことあるけどそれはなんだろう?

夫パンダ

ナパバレーはカルフォニア州にある有名な産地の名前です。カルフォニア州の最重要産地「ナパ」「ソノマ」を紹介します。

ナパ(ナパバレー)

高品質なワインを生み出す産地として世界中から注目を浴びるナパバレー。

東西を山脈に挟まれた産地で、近代化と土地の適応化に取り組むアメリカの生産者の模範となった産地です。

地中海性気候による強い日差しを受けることから、濃厚で力強い味わいのワインになる傾向があります。赤はカベルネ・ソーヴィニョン、白はシャルドネが特に有名です。

ナパバレーのおすすめワイン

ホンマでっか!TVで明石家さんまさんが愛飲していることを公表したワインです。

新旧世界の英知の結晶「オーパスワン」

ワイン好きなら一度は聞いたことのある、ナパで生まれた高級ワイン「オーパスワン」。カルフォニアワインの父といわれるワイン界の重鎮、ロバート・モンダヴィ氏と、フランスボルドーの五大シャトーの1つ「ムートン・ロートシルト」の当時のオーナーバロン・フィリップ・ド・ロートシルト男爵のタッグにより生まれました。新旧世界の融合の象徴として世界中から高い評価を受けています。

ワイナリーツーリズム

ナパバレーのワイナリーは、世界中の家族やカップルが訪れる観光地として賑わっています。ワインツーリズム(ホテル、イベント、レストランなど)の聖地としてもナパバレーは有名です。

ソノマ

ナパと人気を二分する存在のソノマはサンフランシスコから30分ほど、太平洋に近い広大な大地に多様な土壌が混在した地域です。

赤はジンファンデルやピノノワール、白ではシャルドネが特に盛んに造られています。

夫パンダ

カリフォニアのピノノワールは世界中でとても人気で、略して「カリピノ」って呼ばれたりもします。

りえパンダ

略称まであるってことはきっと有名で美味しいんだろうな。

ソノマのおすすめワイン

生産量2位 ワシントン州

近年急成長を遂げているのがワシントン州。緯度ではフランスの銘醸地とほぼ同じで昼夜の寒暖差があることや日照時間が長いこと、年間雨量が少ないことなどワイン生産にとって好条件が整った産地です。

生産量が一番多いのは赤のカベルネ・ソーヴィニョンですが、白のシャルドネ(生産量2位)やリースリングも高品質なものが多くおすすめです。

ワシントン州のおすすめワイン

生産量3位 ニューヨーク州

大都市としてのイメージがあるニューヨーク州ですが、ワインの生産量はなんと全米3位なのです。

ニューヨークのボルドーと呼ばれるほどメルローやカベルネ・フランの評価が高く高品質なワインを生み出している産地です。

りえパンダ

ニューヨークのワインって日本で見たことないよね。

夫パンダ

ニューヨークのワインはそのまま地元(大都市ニューヨーク)で消費されてしまうのがほとんどなのです。

非常に気になるニューヨークのワイン。ネットでは購入することが可能ですので一度試してみてはいかがでしょうか。

ニューヨーク州のおすすめワイン

パリスの審判とは?

1976年フランスで銘柄を伏せたブラインドテイスティング大会が行われました。審査官のほとんどはフランス人。

そんなフランス完全ホームの中、なんとアウェーのカルフォニアワインが勝ってしまいました。

それも赤ワイン部門、白ワイン部門ともカルフォニアワインが勝ってしまったのです。

夫パンダ

当時はワインと言ったらフランス。アメリカのワインなんて安物だろうって思われていた時代です。すごすぎです(興奮)。

このことは当時としては大事件であり「TIME」誌に大きく報じられるなど、全世界のワイン業界に大激震が走りました。

ちなみにフランスから登場したワインは誰もが聞いたことのあるフランスの逸品(ムートン・ロスチャイルド、オー・ブリオン、バタール・モンラッシェ等)ばかりです。

このことがきっかけでカリフォニアワインやニューワールドワインが飛躍のきっかけになりました。

赤ワイン部門の勝者「スタッグスリープ」

赤ワイン部門で優勝したのは「スタッグスリープS.L.V.1973」。さすがに現在1973年のヴィンテージを探すのは難しいですが、SLVシリーズは今でも販売しています。「SLV」というのはスタックスリープが所有する畑の名前で、ほかにも「FAY」があります。「CASK」という記載のモノもありますが「CASK」は「SLV」の中でも特別なロット(木樽)のものに附番されたもので「SLV」よりもさらに高級グレードになります。

白ワイン部門の勝者「シャトー・モンテレーナ」

白ワイン部門で優勝したのは「シャトー・モンテレーナ 1973年」。現在でも昔ながらのスタイルを貫いてくれているシャトーです。当時のままのお味を是非味わってください。

カルトワインとは?

前述の伝説級の出来事「パリスの審判」以降、カリフォニアワインに世界中から注目が集まりました。カリフォニアワインもさらに目覚ましい進化を遂げ、評論家からの高評価を受けたハイクオリティなワインは異常な人気を博し、いつしか「カルトワイン」とまで呼ばれるものまで現れるようになります。

そのカルトワインの頂点に君臨するのが「スクリーミング・イーグル」です。

夫パンダ

2000年のオークションでは、マグナムボトルがなんと50万ドル(当時で約5,300万円)の値が付きました。

カルトワインは世界中のコレクターにとって憧れのワインとなっています。

おすすめの生産者

ダックホーン

1976年にナパバレーに設立されたワイナリーです。2009年のオバマ大統領の就任式昼食会で当ワイナリーのワインが振舞われたことでも有名です。

ダックホーンが有名になったきっかけは、それまでサポート役と考えられていたメルロー品種を主体で造ることに成功したことによります。


送料無料お試しワインセット 《デコイ赤白6本》 カベルネソーヴィニヨン|ピノノワール|メルロー|ジンファンデル|シャルドネ|ソーヴィニヨンブラン by ダックホーン Duckhorn DECOY Cabernet Sauvignon Pinot Noir Merlot Zinfandel Chardonnay Sauvignon Blanc

可愛い缶ワインもあります。成城石井などでも売っているようです。


【送料無料】【包装不可】【同梱不可】期間限定ダックホーン ヴィンヤーズ デコイ プレミアム セルツァー 250ml 4種アソート 16本セット(4種類×各4本) アメリカ カリフォルニア

ベリンジャー

1876年創業のナパに現存する最古のワイナリーです。

それぞれの土地に最適な品種を栽培し、その個性を最大限に引き出すのがベリンジャーの強みです。その結果は、数々の受賞歴で実証されています。

またワイナリーの公開ツアーを世界で初めて実施し現在のワインツーリズムブームのきっかけを作るなど、ワイン業界に大きな貢献をしてきたワイナリーでもあります。

最後に

今回はアメリカワインを紹介させていただきました。

これを機会にアメリカワインも試していただけると幸いです。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

ワインを飲む量は年間350本。
IT業界勤務、ワインを学び続ける2児のパパ。
【保有資格】
・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
・日本ソムリエ協会認定ワイン検定講師

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