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魅力溢れるアルゼンチンワイン!特徴とおすすめワインを解説

アンデス山脈を挟んで、南米のチリの東側に位置するアルゼンチンは、昼と夜の寒暖差が大きく、十分な日照量があるため、ワイン造りに適しています。

標高が高く、乾燥した地域に多くのブドウ畑があり、アンデス山脈からの雪解け水がブドウ栽培に利用され、ミネラル豊富なワインが生み出されます。

また、乾燥した気候は病害虫を発生させにくく、除草剤を使わずに作られたオーガニックワインも多くあります。

今回は、あまり日本人に馴染みがないワイン大国アルゼンチンについて解説します。

夫パンダ

アルゼンチンは世界第5位のワイン生産国です。

りえパンダ

アルゼンチンってイメージないけど実はワイン大国なんだね!

目次

主要なブドウ品種

夫パンダ

アルゼンチンはこの2つの品種をまずは覚えましょう!

マルベック

アルゼンチンのワインと言えば、マルベックが代表的な品種の一つです。マルベックは、フランスのボルドー地方原産の品種で、長らくブレンド用の品種として使用されていましたが、アルゼンチンでは単独での生産が盛んに行われています。

アルゼンチンのマルベックは、アンデス山脈の影響で乾燥した大陸性気候の中で栽培されています。この気候は、完熟した果実を生み出すには最適であり、また、アンデス山脈の雪解け水による灌漑が行われることで、ブドウが健康的に育ちます。

アルゼンチンのマルベックは、濃い色合いと、黒い果実のアロマ、スパイスの香りが特徴です。また、タンニンがしっかりとしているため、熟成によって味わいが深まることも魅力の一つです。アルゼンチンのマルベックは、ステーキやグリル料理などの肉料理に合わせることが多く、しっかりとした味わいが相性抜群です。

トロンテス

トロンテス(Torrontés)は、アルゼンチンで最も広く栽培されている白ワイン用のブドウ品種です。この品種は、スペインのガリシア地方にも存在するトロンテス種とは異なる品種であると考えられています。アルゼンチンで主に栽培されるトロンテスは、トロンテス・リオハーナ(Torrontés Riojano)と呼ばれています。

トロンテスは、花のような香りが特徴的で、ライチ、ピーチ、ジャスミン、ローズなどのアロマがあります。アルゼンチンのトロンテスは、ミディアムボディで、口当たりが柔らかく、酸味があります。また、一般的に辛口の白ワインとして作られるため、豊かなフルーティさとドライな風味が調和しています。

トロンテスは、主にアルゼンチンのミンド州、カフェイ州、サルタ州などの地域で栽培されています。これらの地域は、標高が高く、気候が乾燥しているため、ブドウが十分な日照と温度を受けることができます。この環境が、トロンテスに独特の風味と香りをもたらす重要な要素の一つです。

トロンテスは、アルゼンチンの伝統的な料理によく合うワインとして知られています。エンパナーダやアルゼンチンの伝統的な焼き肉などの料理に合わせて、楽しむことができます。また、近年では、スパークリングワインやデザートワインとしても利用されています。

夫パンダ

世界での生産量の約95%がアルゼンチンで造られています。他ではウルグアイでわずかに生産されているそうです。

主要なワイン産地

メンドーサ州

メンドーサ州は、アルゼンチンの西部に位置するワイン産地であり、同国最大のブドウ栽培地帯です。アンデス山脈に接しており、高標高のブドウ畑が多く存在します。気候は乾燥しており、日中と夜間の温度差が大きく、ブドウの成熟を促す条件が整っています。メンドーサ州は、多様な品種のブドウを栽培し、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインなど多様な種類のワインを生産しています。

特にメンドーサ州で有名な品種といえば、マルベックです。メンドーサ州の気候と土壌が、マルベックの完熟に最適な条件を提供しているため、ここで生産されるマルベックは高品質で、コクや深みがあることで知られています。また、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなど、他の赤ワイン用品種も栽培されています。白ワイン用の品種としては、トロンテスやシャルドネがよく知られています。

夫パンダ

メンドーサ州はニュージーランドとオーストラリアの栽培面積の合計を上回るほどの大きな産地です。

りえパンダ

2016年には世界最優秀ソムリエコンクールも開催されたそうです!

サン・ファン州

サン・ファン州は、アルゼンチンの中西部に位置し、メンドーサ州の東に隣接しています。標高が低く乾燥した気候であるため、特に白ワインの生産が盛んです。

州内で最も重要なワイン産地は、トゥルカン・バレーと呼ばれる地域で、特にセミヨン種の白ワインが有名です。この地域は、高温多湿の気候にもかかわらず、乾燥した環境であるため、病気や害虫の発生が少なく、オーガニックワインの生産に適しています。

また、カベルネ・ソーヴィニョン、マルベックなどの赤ワインの生産も行われており、独自の風土や気候条件が、他の産地と異なる個性豊かなワインが生み出されています。

サン・ファン州は、メンドーサ州やサルタ州に比べて規模は小さいですが、独自の特色を持ったワイン産地として注目されています。

ラ・リオハ州

アルゼンチンのワイン産地「ラ・リオハ州」は、中央部に位置し、アンデス山脈からの影響を受ける気候と、豊富な水源を持つ地域です。

主要なブドウ品種は、マルベック、ボナルド、シラー、トロンテス、トルロサ、ガルナッチャなどで、特にマルベックが有名です。また、多様な標高帯にブドウ畑が広がっており、異なる標高帯で栽培されるブドウから造られるワインがそれぞれ特徴的な味わいを持っています。

リオ・ネグロ州

リオ・ネグロ州は、アルゼンチンの南部に位置するワイン産地で、特にピノ・ノワールやマルベックなどの赤ワインが有名です。寒冷な気候に恵まれ、降雨量が少ないため、ブドウが濃厚な果実をつけ、豊かなタンニンとフルーティーな味わいが特徴的なワインが生まれます。

また、リオ・ネグロ川の河畔に位置しているため、水の供給も豊富であり、ワイン生産に適した環境といえます。

主要な造り手

ボデガ・ノートン

クリスタルで有名なスワロフスキー社が手掛ける、創業120年のアルゼンチンを代表するワイナリーです。

最新技術の投入を行い高品質なワインを世界に向けて造り続けています。

カイケン

チリで人気のモンテス社がアルゼンチンにて手掛けるワイナリーです。

チリでの経験と技術、アルゼンチンの素晴らしい環境が融合した注目のワイナリーです。

アルゼンチンのオーガニックワイン

アルゼンチンは、病害虫が発生しにくい乾燥地帯である特色を活かし、オーガニックワインも盛んに造られています。

おすすめのオーガニックワインを紹介させていただきます。

終わりに

今回はアルゼンチンワインについて解説いたしました。

今回の記事をきっかけにアルゼンチンワインにも興味を持っていただけたら幸いです。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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