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ドイツワインの魅力を徹底解説!おすすめワインも紹介

ドイツは、北緯50度前後に位置するブドウ栽培に適した気候を持ち、世界的に有名なワイン生産地の1つです。日本の北海道よりも北に位置する北限に位置し、冷涼な気候が特徴です。

ドイツワインのイメージといえば、甘口の白ワインを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、最近では食事に合わせるための辛口ワインが主流となっています。

事実、辛口ワインの生産はドイツ全体の70%を占めています。また、赤ワインのクオリティーも年々向上しており、注目を浴びています。

今回は、ドイツワインの魅力に迫り、おすすめのワインをご紹介します!

目次

ドイツの代表的な品種と産地

ドイツワインの代表品種、リースリングについてご紹介します。リースリングは、世界中で栽培されているワインのうち、なんと6割がドイツで造られているというほどの人気品種です。

辛口から甘口まで幅広いタイプがあり、スパークリングワインも造られています。白ワインの中でもエレガントで上品な味わいで、繊細さを兼ね備えています。長期熟成が可能で高いポテンシャルを持ち、花や果実の香りが楽しめます。

また、リースリングの味わいは、産地によって個性が異なり、ドイツの中でもラインガウとモーゼルがリースリングの2大産地として知られています。リースリングは、ドイツワインの代表格であり、世界中のワイン愛好家からも高く評価されています。

ラインガウ

ラインガウは、ドイツの中でも最も古く、最も素晴らしいワイン産地の1つです。地理的には、ライン川沿いにあり、フランクフルトから車でわずか30分ほどの距離にあります。ラインガウは、古代ローマ時代からブドウ栽培が行われており、ヨーロッパでも有数のブドウ栽培地として知られています。

ラインガウのリースリングは、エレガントで上品な味わいが特徴的で、果実味と酸味がバランスよく調和しています。また、ラインガウのリースリングは、香りにも特徴があり、白い花や洋梨・はちみつ・白桃・リンゴなどのフルーティーな香りが感じられます。

ラインガウの気候は温暖で、日照時間が長く、川沿いの斜面には南向きの傾斜があるため、ブドウ栽培に適した環境が整っています。また、ラインガウの土壌は、主に片岩が多く、多様な地質条件があります。これにより、異なる味わいのワインが造られます。

ラインガウの中でも、最も有名なワイン村の1つがリューデスハイムです。リューデスハイムでは、最も美しいブドウ畑の1つであるロゼンヘック(Roseneck)があり、リースリングの上質なワインが造られています。また、リューデスハイムの中心地には、ドイツで最も有名なワイン祭り「リューデスハイマー・ローゼンモンタグスツーク(Rüdesheimer Rosensonntag)」が開催されます。

ラインガウは、美しい景観と優れたワインの世界的な産地として知られており、ワイン愛好家や観光客にとって人気のスポットです。

モーゼル

モーゼルは、ドイツ西部のワイン産地であり、モーゼル川の沿岸地域に広がっています。この地域は、急な傾斜を持つ小さな畑で構成され、世界的に有名なリースリングワインを生産する地域として知られています。

モーゼルで栽培されるブドウは、急傾斜のために手作業での収穫が必要で、収量が少ないため、高品質なワインが造られます。また、この地域の気候は寒冷なため、ブドウが十分に熟成するまでの長い時間が必要であり、独特なフレーバーやアロマが形成されます。

モーゼルのワインは、一般的には、鮮やかな酸味、花の香り、石灰石や鉱物のニュアンスがあり、特にドイツのリースリングワインとして世界的に高い評価を受けています。この地域の代表的なワイン村には、ベルナカステル、ツェル、グレーフェンベルクがあります。

白ワインの最高峰がドイツに!

白ワインの最高峰といえば、モーゼル地方のエゴン・ミュラーが造る銘醸畑シャルツホーフベルクのリースリングとされています。

このワインは、畑名のみがラベルに表記され、その高い知名度からドイツ法において例外的に村名の表記が不要とされています。エゴン・ミュラーは現在、5世代にわたってワイン造りを継承しており、最高峰かつ唯一無二のワインを生み出しています。

このワインは、エレガントで複雑な味わいを持ち、長期熟成によってそのポテンシャルを発揮します。ワイン愛好家から絶大な支持を受け、一度は味わってみたい白ワインの女王として知られています。

世界最高峰の貴腐ワイン

貴腐ワインとは、ブドウの表面に貴腐菌が付着してできる貴腐ブドウから造られる極甘口ワインです。

貴腐菌はブドウの糖分を分解し、水分が蒸発してブドウの濃縮度が高まるため、非常に甘く濃厚な味わいが特徴です。このため、主に食事の後のデザートワインとして飲まれます。

貴腐ワインの生産には手間がかかり、一定の気象条件下でのみ貴腐ブドウが収穫できるため、生産量も限られています。そのため、貴腐ワインは高級品として扱われています。

ドイツの貴腐ワイン「トロッケンベーレンアウスレーゼ」は、世界三大貴腐ワインにも加えられています。

ドイツでは、貴腐ブドウを収穫する際には厳密な基準があり、トロッケンベーレンアウスレーゼは、それらの基準を満たした上で、非常に高い品質のブドウから造られます。

このワインは、濃厚でフルーティーな果実香や華やかな甘みが際立ち、口に含んだ瞬間から飲み終えた後の余韻まで複雑に変化するさまざまなアロマが広がります。

また、トロッケンベーレンアウスレーゼは非常に長期間熟成が可能であり、熟成することで更なる深みと複雑味を増すことができます。

ドイツの「トロッケンベーレンアウスレーゼ」、フランスの「ソーテヌル」、ハンガリーの「トカイ」が世界三大貴腐ワインと呼ばれています。

急成長したドイツの赤ワイン

ドイツの赤ワインは、近年急速に発展していることが特筆すべきです。

近年では、黒ブドウの品種の割合が増加しており、2005年には37%を超えました。その背景には、世界的な赤ワインブームの影響や、ドイツ国内でも赤ワインの栽培面積が増加したことが挙げられます。

特にシュペートブルグンダー(ピノ・ノワールの別名)は、世界第3位の生産量を誇るほどに人気が高まっています。フランスのブルゴーニュ産に匹敵するほど高い品質の赤ワインも多数あり、その評価は高いです。さらに、ドルンフェンダーというブドウ品種を使用した辛口赤ワインも人気があります。

このワインは、果実味が豊かで、滑らかなタンニンが特徴で、手頃な価格帯のものが多くあります。ドイツの赤ワインは、フルーティーで酸味があり、独自の特徴を持っています。これらのワインを味わうことで、ドイツワインの多様性と魅力を堪能することができます。

ドイツのスパークリングワイン?

ドイツのスパークリングワインは、品質の高さも特筆すべき点です。

シャンパンと同じ製法で造られるため、同じくらいのクオリティを持ちます。中でもラインガウ地方のスパークリングワインは非常に人気があり、高い評価を受けています。

また、最近では有機栽培にこだわったスパークリングワインも増えており、環境にも配慮した美味しいワインを楽しむことができます。ドイツのスパークリングワインは、シャンパンよりも手ごろな価格で購入できることも魅力の一つです。

さまざまな味わいの中から自分好みのスパークリングワインを探して、素敵な食事やパーティーに彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

近年、地球温暖化の影響により、世界的に冷涼地のワイン産地が注目されています。その代表的な国の一つがドイツで、冷涼な気候によって育まれたブドウは、独特の酸味や香りを持ち、高品質なワインが生産されています。

ドイツワインは、白ワインを中心に多くの種類があり、品種や産地によって個性的な味わいを楽しむことができます。また、近年では赤ワインも注目を集め、特にシュペートブルグンダーが世界的な評価を得ています。

さらに、貴腐ワインやスパークリングワインなど、独自の特色を持ったワインが多数あり、その多様性がドイツワインの魅力の一つです。

今後ますますドイツワインが注目されることが予想されています。ぜひ、この記事をきっかけにドイツワインに興味を持っていただき、自分好みのワインを探してみてはいかがでしょうか。

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