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南アフリカワイン!産地や品種、おすすめワインから最高峰までをご紹介
目次
パンダ家おすすめ「南アフリカワイン」
南アフリカワインの概要
りえパンダ
アフリカ大陸でもワインって造ってるの?
南アフリカはコストパフォーマンスに優れた良質なワイン産地として年々注目が集まっています。
南アフリカはアパルトヘイトにより文化や産業が停滞する苦しい時期が長く続きましたが、1994年に撤廃されて以降は国際化が進み、ワインの品質と生産量も飛躍的に上がっています。
2004年にケープタウン周辺のケープ植物区が世界遺産に登録されましたが、ワイン生産の約9割はこの保護区内(西ケープ州)で行われています。
気候は地中海性気候で昼夜の寒暖差が激しく乾燥した地域です。南極からの冷たい風と海流の影響で冬は雪が降ることもあるほど冷涼です。
春から夏の期間に吹く強風(「ケープドクター」と呼ばれています)が湿度と気温を下げ病害の発生を防いでくれるため、オーガニックやサスティナブルな栽培をしやすい地域でもあります。
南アフリカの西ケープ州ってブドウ栽培に最適な土地なんだね!
南アフリカの有名なブドウ品種
南アフリカで有名なのはシュナンブランです。また、南アフリカで開発されたピノタージュも南アフリカならではの品種として人気です。
シュナンブラン
シュナンブランは、フランスのロワール地方原産とされる品種ですが、現在、世界最大の産地は南アフリカです。
南アフリカで最も成功しているブドウ品種の一つであり、南アフリカの醸造家たちも「シュナンブラン」にかける想いは非常に強いです。
ピノタージュ
南アフリカ独自の交配品種で、1925年に南アフリカのステレンボッシュ大学のアブラハム・ぺロード博士によって作れれました。
フルボディで果実味はブラックベリーやプラムなどの熟れた果実味を感じることができます。強いタンニンがあり酸味は少ないのが特徴です。
ワインのスタイル
南アフリカでは単一品種のワインだけでなく、
ブレンドワイン→ボルドーブレンド
シラーを主体→ローヌブレンド
シュナンブランを主体→地中海ブレンド
も多く造られているのが特徴です。
上記は名前の通り、フランスの有名産地のスタイルを継承したものです。
近年は南アフリカのオリジナルとして、
ピノタージュを主体→ケープブレンド
も確立されました。
それぞれのスタイルのおすすめワインを紹介させていただきます。
おすすめの”ボルドーブレンド”ワイン
南アフリカにボルドーブレンドを持ち込んだパイオニアがこちらの「ミヤルスト ルビコン」。
300年の歴史のある南アフリカの老舗ワイナリーです。
【南アフリカワイン】【赤ワイン】ミヤルスト ルビコン 2017[フルボディー]
おすすめの”ローヌブレンド”ワイン
ローヌの良さを南アフリカのテロワールで忠実に表現するゴーツ・ドゥ・ローム・ワイン・カンパニー。
多数の受賞歴や某ワイン漫画で登場するなど、多方面から注目を集める本格ローヌブレンドです。
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おすすめの”地中海ブレンド”ワイン
KWVは以前は国営でしたが1997年に民営化された団体です。幅広いネットワークと豊富な知識と経験に裏づけされた栽培技術や醸造技術をもって、新しい挑戦にもチャレンジする気質になっています。南アフリカワインを語るうえで外せない今後も注目な組織です。
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おすすめの”ケープブレンド”ワイン
世界最大級のワイン評価大会IWSCで受賞するなど、南アフリカワインの品質の高さを世界に知らしめた南アフリカを代表するワイナリー「カノンコップ」。
ピノタージュには特にこだわりを持っており自社畑の50%でピノタージュを栽培。一度は飲みたい南アフリカの銘品です。
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キャップ・クラシックとは?
瓶内二次発酵によって造られた南アフリカ産のスパークリングワイン(キャップ・クラシック)が近年成功を収めています。
瓶内二次発酵とは、フランスのシャンパーニュ地方で造られるシャンパンと同じ製法で、きめ細かな泡などが作り出されますが手間が非常にかかる製法です。
おすすめの造り手「グラハム・ベック」
グラハム・ベック・ワインズは、南アフリカで最も多くの賞を受賞してきた生産者として有名なキャップ・クラシック専門の生産者です。醸造長のピーター・フェレイラ氏は本場フランスのシャンパーニュにも影響を与えるほどの著名な人物です。
オバマ大統領が大統領選に立候補することを決意したときに夫人と飲んだワインがグラハム・ベックのキャップ・クラシックです(ワインに感動し、その後大統領に選ばれたときに6本購入して祝杯したとか)。
シャルドネとピノノワールで造られており、鮮やかで軽快なシャルドネの特徴がきれいに表れています。
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南アフリカの伝説ワイン
18世紀にナポレオンやイギリス、フランスの王族たちに人気を博した伝説級の南アフリカワインがあります。
甘口ワインのコンスタンシアです。
しかし、19世紀後半にフィロキセラ被害によって生産は途絶えてしまいました。
100年以上たった現在、伝説のワインを復活させようと、フランスの名だたる醸造家や現地造り手が立ち上がり、「ヴァン・ド・コンスタンス」としてよみがえりました。
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おわりに
皆様のワイン選びのラインナップに南アフリカワインも検討いただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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