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ワインに詳しくなりたい方必見!やさしいワインの基礎知識

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りえパンダ

ワインに詳しくなりたいよ!

夫パンダ

ワインに詳しくなりたい人がまず押さえたい、基礎知識・品種・産地をまとめました。この記事を読むだけでワイン通の仲間入りです!

目次

ワインの基礎知識

ワインとは?

ワインはブドウを原料として醸造されるお酒です。ブドウ果汁には豊富な糖分が含まれており、酵母の働きによって発酵し、アルコールと炭酸ガスに変わります。成分の主なものは水分で85%以上、次にアルコールがあり、通常15%以下です。同時に、さまざまな香りや味わいが生まれます。

ワインは清酒やビールとは異なり、でんぷんを糖化する工程を必要としません。そのため、ブドウが育った環境や品種の個性がそのまま表現されます。

ワインの歴史

ワインの歴史は紀元前6000年頃、中東地域で初めてブドウが栽培され、ワインが生産されたといわれています。

古代ギリシャやローマでは、ワインは宗教的・文化的な重要性を持ち、生活に不可欠な飲料として栄えました。中世ヨーロッパでは修道院がワイン生産の中心となり、技術が発展します。

近代に入り、ワイン産業は世界中に広がり、品質向上と多様化が進んだ結果、今日、ワインは世界中で愛され、文化的な象徴としての地位を確立しています。

ワインの分類

スティル・ワイン

発泡性のないいわゆる普通のワインです。赤、白、ロゼがあり味わいは辛口から甘口まであります。

スパークリング・ワイン

炭酸ガスによる発泡性のあるワインです。フランスのシャンパーニュがもっとも有名ですが、世界中で造られています。

フォーティファイド・ワイン

ワインの製造工程でブランデーやアルコールを添加したものです。スペインのシェリー、ポルトガルのポートワインが有名です。

フレーヴァード・ワイン

ワインに薬草や果実などを加え風味を添えたものです。サングリアが有名です。

代表ワイン品種(神7)

夫パンダ

この章では知ってるだけでワインが劇的にわかる主要7品種を紹介します。

りえパンダ

ぶどう品種の”神7”だね。

カベルネソーヴィニヨン(赤)

カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴

フランスの有名なワイン産地、ボルドーが原産の品種ですが、ボルドーだけでなく世界中で栽培されている高級赤ワインの代名詞的品種です。

渋く濃厚でパワフルなタンニンが特徴で、若いうちはギシギシと渋い印象もありますが、熟成が進むとこのギシギシ感がとれ、滑らかさが出てくることでその魅力がさらに引き立ちます。それはまるで、人生の経験と知識が増えるにつれて、深みを増すようなものです。

おすすめの「カベルネ・ソーヴィニヨン」ワイン

良質なワインを生み出す環境が整っているチリの銘醸地マイポ・ヴァレーで造られたカベルネ・ソーヴィニョンのワインです。造り手は名門ウンドラーガ社です。

ぜひ一度、その味わいを体験してみてください。

メルロー(赤)

メルローの特徴

カベルネ・ソーヴィニョンと同じく、ボルドーで愛される品種、それがメルローです。

カベルネ・ソーヴィニョンの渋みや硬さを和らげるサポート役として、伝統的にブレンドされてきましたがメルロー単体でも素晴らしいワインが造られます。

メルローの品種特性である滑らかで優雅な口当たりは、ワインファンの心を鷲掴みにします。裏方役のイメージが強いメルローですが、実は主役にふさわしい逸材なのかもしれません。

おすすめの「メルロー」ワイン

2009年に行われた、米国オバマ大統領の就任式昼食会にてワインを提供したことでも有名なダックホーン・ヴィンヤーズが造るメルローワインです。カリフォルニア州の銘醸地ソノマで造られています。

ダックホーン・ヴィンヤーズはそれまで脇役と考えられていたメルローを主役として使い成功させた第一人者としても有名です。

ピノノワール(赤)

ピノノワールの特徴

フランスの銘醸地ブルゴーニュが原産のピノノワールは優雅でエレガントな味わいが特徴的です。

あの世界一高級なことで有名なロマネコンティも、ピノノワール100%で造られています。

ブルゴーニュのピノノワールは、繊細でエレガントな味わいが特徴的ですが、アメリカのカルフォニアやニュージーランドなどではややジューシーなスタイルのピノノワールが味わえます。

おすすめの「ピノノワール」ワイン

ニュージーランドの最南端の銘醸地セントラル・オタゴで造られたピノノワールです。「Sato(サトウ)」の名前の通り、日本人が経営するワイナリーです。著名なワイン評論家がセントラル・オタゴの代表銘柄として紹介するなど、世界のワイン愛好家も注目するワイナリーです。

シラー(赤)

シラーの特徴

シラーは、深い色合いと濃厚な果実味が特徴的なフルボディの赤ワインです。カベルネ・ソーヴィニョンにも負けないくらい、強いタンニンや酸味、アルコール感があり、黒胡椒のようなスパイシーな香りも感じられます。

フランス南部のローヌ地方が原産地ですが、世界中で広く栽培されています。特に有名なのがオーストラリアです。

おすすめの「シラー」ワイン

シラーはオーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれています。「シラーズ」はオーストラリアを代表する品種で世界中から注目を浴びています。

シャルドネ(白)

シャルドネの特徴

世界的に有名なワイン、「モンラッシェ」や「シャブリ」は、シャルドネ100%で造られています。

シャルドネの魅力は、その多様性にあります。まろやかでフルーティーなものから、しっかりとした酸味が感じられるものまで、産地や造り方によって、様々な表情を見せます。

おすすめの「シャルドネ」ワイン

「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称され、不動の人気を誇る「カレラ」。そのカレラ自慢の自社畑マウント・ハーランのぶどうと厳選されたセントラル・コースト・エリアの選りすぐりの畑のぶどうから造られるワインです。

ソーヴィニオンブラン(白)

ソーヴィニオン・ブランの特徴

ソーヴィニヨン・ブランは、爽やかでフレッシュなハーブや柑橘系の香りが特徴的な白ワインの品種です。

その鮮やかな香りは、飲む人を清々しい気分にさせてくれます。世界中で広く栽培され、ニュージーランド、フランスのロワール地方、カリフォルニアなどのものが有名です。

おすすめの「ソーヴィニオン・ブラン」ワイン

ルイ ヴィトン・グループがニュージーランドに所有するクラウディー・ベイ。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの地位を高めたともいわれています。クラウディー・ベイの名刺代わりのワインがこちらのソーヴィニヨン・ブランです。

リースリング(白)

リースリングの特徴

リースリングはきめ細かな酸味と上品なハチミツのような甘みが特徴的な白ブドウ品種です。この品種は「最も高貴なブドウ品種」と評されることもあり、世界中で愛されています。

リースリングといえばドイツ。世界中のリースリングの約6割がドイツで栽培されています。またワインとしてだけでなく、アイスワインやスパークリングワインとしても楽しむことができます。

おすすめの「リースリング」ワイン

700年前にシトー派の修道僧たちによって開かれた銘醸畑で造られたリースリングです。

代表産地(トップ10)

夫パンダ

ワイン生産量トップ10の国を生産量が多い順に紹介します

第1位 イタリア

栽培面積
約63万ha

年間生産量
約5,040万hl

イタリアは世界で最も多くのワインを生産する国の一つです(フランスが1位の年もあります)。そのワイン造りの歴史は紀元前2世紀までさかのぼり、古代ギリシャ人はこの土地をエノトリーア・テルス(ワインの大地)と呼ぶほど、ワイン造りに適していると考えました。

全国20州すべてでワインが生産されており、約400種類もの土着品種が存在するなど、イタリアワインは多様性に富んでいます。

ワイン生産者は伝統を尊重しながらも、常に新しいことに挑戦する精神を持っています。その姿勢がイタリアワインの味わいにも表れています。

第2位 フランス

栽培面積
約74万ha

年間生産量
約4,770万hl

フランスは世界のワイン業界で不動の地位を築いています。イタリアと常に首位を争いながらも、フランスはその優れたワインで「ワインの王国」として知られています。

ワインの聖地と言えば、多くの人がボルドーブルゴーニュ、そしてシャンパーニュを思い浮かべるでしょう。ボルドーの赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどのタンニンの豊富な品種を使用し、重厚な味わいを生み出します。一方、ブルゴーニュの赤ワインは、ベルベットのような口当たりで知られる繊細なピノ・ノワールから造られ、日本でも多くの人に愛されています。シャンパーニュはその繊細でクリーミーな泡が特徴であり、お祝いごとの席でも好まれ、日本は世界でもトップクラスの輸入量を誇っています。

これらのワインは他の国のものとは一線を画し、風味の豊かさや滑らかな舌触りなど、特徴が際立っています。トップカテゴリのワインには、テロワールに基づく原産地呼称統制法(A.O.C.)が適用され、それぞれの土地での品種や製造法が厳格に定められています。

近年では、南部のラングドック・ルーション地方南西地方で手に入りやすい手頃な価格のカジュアルなワインも人気があり、テーブルワインとして幅広く楽しまれています。

さわやかな白ワインも深みのある赤ワインも、フランスワインは紛れもなく伝統に彩られており、今でも世界で最も人気のあるワインの一つであることに変わりはありません。

第3位 スペイン

栽培面積
約96万ha

年間生産量
約4,440万hl

スペインのワイン産業は世界で最も古い産業の一つであり、その起源は数千年前にさかのぼります。

スペインは高品質のワインを生産することで知られており、主な産地はラ・リオハリベロ・デル・ドゥエロです。

スペインワインは一般的にフルボディで力強く、土っぽいスパイス、ドライフルーツ、タバコのアロマが特徴的で、テンプラニーリョ、ガルナッチャ、ベルデホ、アルバリーニョなどの品種が特に人気です。

また、スペインではシェリー酒などの酒精強化ワインも生産されており、デザートやチーズのお供として定番です。

味わいとコストパフォーマンスの両方に優れたワインをお探しなら、スペインワインは最適な選択肢といえるでしょう。オーク樽で熟成させ、複雑な味わいを引き出したワインや、タパスやパエリアなどの料理に合う軽めのワインがおすすめです。

ユニークなテロワールと変化に富んだ気候を持つスペインワインは、期待を裏切らないでしょう。

第4位 アメリカ

栽培面積
約44万ha

年間生産量
約3,364万hl

世界でもトップクラスのワイン生産国であるアメリカは、洗練されたデザートワインから日常的なテーブルワインまで、様々な形態で提供されており、世界で最も古いワイン用ブドウから生産されています。

アメリカのワイン生産の大部分はカリフォルニア州で行われているが、ワシントン州、ニューヨーク州、オレゴン州などの地域は、それぞれ独自の個性を持つワインを生産しています。

それぞれの地域は、醸造技術、ブドウ品種、スタイルに特化しており、初心者からワイン通まで楽しめる高品質のワインを幅広く生産しています。

アメリカン・ワインは、米国の豊かで広大なブドウ栽培の歴史を反映する誇りであり、世界中で賞賛され、楽しまれています。

第5位 中国

栽培面積
約28万ha

年間生産量
約1,140万hl

中国におけるワインの消費量は近年著しく増加しており、輸入ワインの販売量は過去10年間で3倍以上に増加しています。

この消費量の急激な増加は、ワイン市場に興味深い変化をもたらし、中国の消費者が飲むワインについてより敏感になるにつれ、品質重視の傾向が起こっています。

以前は、中国市場で見かけるのは一部の有名な海外ブランドだけでしたが、今では高級ワインや産地に特化したワインが人気を集めています。

中国のワイナリーの数も目覚ましく増加しており、2010年には約200軒でしたが、現在では1,000軒近くにまで増えています。また、ブドウ園の面積も大幅に増加し、その大部分は西部の新疆と寧夏地域に位置しています。

このような国内生産の急増も手伝って、中国は2018年に4180万ヘクトリットルのワインを生産し、世界第5位のワイン生産国となったのです。

ワイン生産者の効果的なマーケティングと、中国の消費者の継続的な探索により、中国におけるワインの未来は活気に満ちているようです。

第6位 オーストラリア

栽培面積
約14万ha

年間生産量
約1,290万hl

オーストラリア産のワインは、果実味、タンニン、オークの完璧なバランスと、世界各地の製法やスタイルの組み合わせで知られています。

オーストラリアワインは一般的に品質が高く、ほとんど熟成を必要としません。

オーストラリアワインの風味は、海岸線によって大きく異なりますが、最も人気のあるスタイルや品種には、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、スパークリングワインなどがあります。

グレート・ウェスタン・ワイン地域は、オーストラリアのワイン産業発祥の地とされており、受賞歴のあるリースリングからチャーミングなモスカートまで、数多くのブドウ品種が生産される地域となっています。

近年では、クラフトビールやリンゴ酒も盛んです。オーストラリアワインは、世界中のワイン愛好家の間で広く評価され、求められています。オーストラリアワインの美味しさは、その独特の風味と長い歴史、そして永遠に続く革新への情熱によって、世界中で愛されているのです。

第7位 南アフリカ

栽培面積
約9.3万ha

年間生産量
約824万hl

南アフリカは、有名なピノタージュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーズなどの赤ワインの豊かさと品質の高さで知られています。

また、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、シュナン・ブランなど、白ワインも数多くあります。

南アフリカワインは、その特徴である活力と自然な風味の明確な表現でも有名です。

赤ワイン、白ワインに加えて、南アフリカの生産者はシャンパンやスパークリングワインの生産を再開し、着実に評価を高めています。ピノ・ノワール、シャルドネ、シュナン・ブランといった地場品種は、糖分、アルコール、酸味のバランスがよく、個性的で複雑な味わいが特徴です。

この芸術的な国のワインは、革新、情熱、そして地元のテロワールの表現へのこだわりを示す輝かしい例となっているのです。

第8位 チリ

栽培面積
約13.6万ha

年間生産量
約950万hl

チリワインは16世紀半ばから生産され、世界的に有名なワイン生産地となりました。

アンデス山脈の高い標高と多様な微気候が、赤と白の両方の品種を生み出すのに適しているのです。

この地域のワインは、複雑さとバランスのとれた酸味、そして濃厚な風味で知られています。

何世紀にもわたるワイン造りの伝統があるにもかかわらず、チリはおそらくカベルネ・ソーヴィニヨンとカルメネールという、世界で最も人気のある輸出用赤ワインで最もよく知られています。

これらのワイン以外にも、シラー、メルロー、マルベック、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、モスカートなど、さまざまな種類のワインが生産されています。

また、チリの地理的・気候的な優位性から、オーガニックワイン、バイオダイナミックワイン、サステナブルワインの生産が著しく増加しています。

また、近年では、その素晴らしい景色、ビーチ、島々、そしてもちろん高品質なワインから、ワイン観光客に人気の国となっています。

第9位 アルゼンチン

栽培面積
約22万ha

年間生産量
約945万hl

アルゼンチンワインは、果実味の深さ、バランスの取れたタンニン、そしてユニークな栽培テロワールで知られています。

これらのワインは様々な品種から造られ、それぞれが明確な特徴を持っています。例えば、メンドーサ州でよく栽培されているマルベックは、赤い果実、ベリーの風味、ブラックチェリーやプラムの強い香り、そしてわずかにスモーキーな香りがあることで知られています。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、エルサルバドルでよく栽培されており、アルゼンチンでもよく見られる品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンは、より厳しいタンニンの構造、強烈なダークベリーのフレーバー、そして土の香りがします。

一方、アルゼンチンのトロンテスは、より花のようなニュアンスと軽いボディを持つフルーティな白ワインです。シャルドネも同様に、アルゼンチン全土、特にサン・ファンで栽培されており、軽い樽香と柑橘系の香りが特徴があります。

アルゼンチンのセミヨンは、アルゼンチンで見られる白ワインの最後の例で、強烈な蜂蜜のキャラクターとスモーキーな香りが特徴的です。

第10位 ドイツ

栽培面積
約10万ha

年間生産量
約1,027万hl

ドイツワインには、ミネラルを主体としたモーゼルのリースリングから、アール・ヴァレーのフルボディのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)まで、さまざまなスタイルがあります。

このような産地間の多様性が、ドイツワインを興味深いものにしています。産地ごとに異なるタイプのブドウ品種があり、それが独特の風味に作り上げられています。

ドイツは白ワイン、特にリースリングで有名ですが、ファルツなどの産地では素晴らしい遅摘みのデザートワインや、ユニークな赤ワインもある。ドイツワインは興味深いだけでなく、品質も優れており、世界中で容易に入手することができます。

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この記事を書いた人

ワインを飲む量は年間350本。
IT系会社勤務、ワインを学び続ける2児のパパ。
【保有資格】
・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
・日本ソムリエ協会認定ワイン検定講師

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