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世界のワイン産地の特徴とおすすめワインを国別生産量ランキング順に紹介!

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りえパンダ

世界のワイン産地の特徴を知りたいよ!

夫パンダ

今回は世界のワイン産地の概要を生産量ランキング順に紹介します!その国のワインの特徴を楽しめるおすすめのワインセット詳細記事のリンクも合わせてご紹介しています!

目次

第1位 イタリア

データ

栽培面積
約63万ha

年間生産量
約5,040万hl

主要品種

黒ブドウサンジョベーゼ、モンテプルチアーノ、ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェット、プリミティーヴォ
白ブドウトレビアーノ、コルテーゼ、ガルガーネガ

主要産地

トスカーナ州食の都「フィレンツェ」があるトスカーナはイタリアを代表するワインの銘醸地です。サンジョベーゼから造られる「キャンティ」「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」は特に有名です。
ピエモンテ州イタリアの北西部に位置するピエモンテ州は高級ワインの産地として有名です。王のワインにして、ワインの王」と言われるピエモンテ州で造られる「バローロ」はイタリアを代表する高級ワインです。

ワイン法

概要

イタリアワインは、自由な文化です。

イタリアワインは、味と香りの印象的な表現で、イタリアのライフスタイルのエッセンスを表現しています。一口飲むごとに、伝統と現代が交錯し、独特の個性と深い味わいが広がります。

イタリアでのワイン造りは、単なる技術ではなく、世代から世代へと受け継がれる芸術なのです。イタリアでは23州すべてでワイン造りがされており、テロワールの深い文化に敬意を払いながら、幅広いスタイルのワインを提供しています。

バイオダイナミック農法と有機栽培によるワイン造りを通じて、イタリアワインは、革新と伝統の歴史的なルーツとの暗黙の結びつきを提供します。

これは、進歩的でありながら時代を超越した文化の反映であり、グラス1杯ごとに味わう、インスピレーションに満ちた旅を創り出します。

有名なワイン

キャンティ(赤)

トスカーナ州で造られるD.O.C.G。サンジョベーゼ主体で造られます。タンニン控えめで飲みやすいスタイルが特徴です。お手頃な価格帯から美味しいものが見つけられるのも魅力です。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(赤)

トスカーナ州で造られるD.O.C.G。サンジョヴェーゼの亜種「ブルネッロ」から造られます。まろやかな口当たりの力強いタンニンが特徴で、最低5年熟成(うち24ヵ月は木樽熟成)を必要とするイタリアを代表する高級ワインです。

バローロ(赤)

ピエモンテ州で造られるD.O.C.G。ネッビオーロ100%で造られます。王のワインにして、ワインの王」と言われるイタリアを代表する高級ワインです。

アマローネ(赤)

ヴェネト州で造られるD.O.C.G。陰干しブドウから造られるのが最大の特徴です。 妖艶な香りと苦みが渾然一体となった唯一無二の味わいで、世界中のワインラヴァーから愛されています。

ソアーヴェ(白)

ヴェネト州で造られるD.O.C。ガルガーネガ主体で造られます。「気持ちが良い」という意味を持つ名の通り、味わいは爽やかで心地良さを与えてくれる爽快な白ワインです。

フランチャコルタ(泡)

ロンバルディア州で造られるD.O.C.G。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で作成されますが、熟成期間などはシャンパーニュよりも厳しい基準が設けられています。イタリアの奇跡と賞され、シャンパーニュと並ぶ上質なスパークリングワインとして世界中のセレブリティを魅了しています。

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第2位 フランス

データ

栽培面積
約74万ha

年間生産量
約4,770万hl

主要品種

黒ブドウカベルネソーヴィニヨン、メルロ、シラー、グルナッシュ、ピノノワール
白ブドウシャルドネ、ソーヴィニオンブラン、セミヨン、ミュスカデ

主要産地

ボルドー地方フランス南西部の港町で、シャトーと呼ばれる大規模で立派なワイナリーが集まるエリアです。
ブルゴーニュ地方フランス北東部に位置し、かの有名なロマネ・コンティや、辛口白ワインの代名詞であるシャブリなどの高級ワインの産地がひしめくエリアです。
シャンパーニュ地方フランスのワイン産地の中でも最も北に位置しています。シャンパーニュ地方で規定されたA.O.P(原産地呼称保護)の条件に従って作られたスパークリングワンのみが「シャンパーニュ」と名乗ることができます。

ワイン法

概要

フランスワインは伝統に彩られています。

シャンパーニュ地方のランスから、有名なボルドーやブルゴーニュ地方まで、ワイン造りの技術はフランスの田園地帯で世代から世代へと受け継がれ、それぞれの家族が何百年にもわたって培ってきたブドウとワイン造りの知識をさらに増やしてきました。

この伝統は、各地に点在する古いセラーやブドウ畑、そして収穫から発酵、熟成までの各工程に反映されており、それぞれのワインは細心の注意を払って造られています。

また、フランスのワインメーカーは品質へのこだわりが強く、シャンパーニュ地方やロワール渓谷などの産地は、こうしたワインへの誇りから成功しています。

フランスのワインメーカーは、原産地統制名称(Appellation d’Origine Controlee)という厳格な認証プロセスを通じて、最高で最も信頼できるワインだけを生産することを保証しており、優れた品質を保証し、世界の最高級ワインの基準を設定しているのです。

さわやかな白ワインも深みのある赤ワインも、フランスワインは紛れもなく伝統に彩られており、今でも世界で最も人気のあるワインの一つであることに変わりはありません。

有名なワイン

シャトーマルゴー(赤)

ボルドー地区で造られる5大シャトーの1つ「シャトーマルゴー」。カベルネ・ソーヴィニヨン主体のブレンドが特徴で、深い色合いと複雑な風味があります。

ロマネコンティ(赤)

ブルゴーニュに存在する畑でありワイン名。非常に希少で高価であり、1本200万円くらいすることもしばしば。複雑な風味、芳醇な果実味、そしてエレガントな香りで知られます。

モンラッシェ(白)

ブルゴーニュに存在する畑でありワイン名。白ワインの最高峰。溢れる果実の凝縮感と洗練された気品を兼ね備えています。

ドン・ペリニヨン(泡)

世界で最も有名なシャンパーニュ・メゾンとして知られているドン ペリニヨン。現在のシャンパーニュの製造工程に大きく影響を与えた修道士ドン・ピエール・ペリニヨン氏が名前の由来です。

シャトーディケム(貴腐)

世界最高峰の甘口ワインとして知られる貴腐ワインの中でも頂点に輝くのがこのシャトーディケム。ボルドーのソーテヌル地区にあるシャトーです。

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第3位 スペイン

データ

栽培面積
約96万ha

年間生産量
約4,440万hl

概要

スペインのワイン産業は世界で最も古い産業の一つであり、その起源は数千年前にさかのぼります。

スペインは高品質のワインを生産することで知られており、主な産地はラ・リオハリベロ・デル・ドゥエロです。

スペインワインは一般的にフルボディで力強く、土っぽいスパイス、ドライフルーツ、タバコのアロマが特徴的で、テンプラニーリョ、ガルナッチャ、ベルデホ、アルバリーニョなどの品種が特に人気です。

また、スペインではシェリー酒などの酒精強化ワインも生産されており、デザートやチーズのお供として定番です。

味わいとコストパフォーマンスの両方に優れたワインをお探しなら、スペインワインは最適な選択肢といえるでしょう。オーク樽で熟成させ、複雑な味わいを引き出したワインや、タパスやパエリアなどの料理に合う軽めのワインがおすすめです。

ユニークなテロワールと変化に富んだ気候を持つスペインワインは、期待を裏切らないでしょう。

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第4位 アメリカ

データ

栽培面積
約44万ha

年間生産量
約3,364万hl

概要

世界でもトップクラスのワイン生産国であるアメリカは、洗練されたデザートワインから日常的なテーブルワインまで、様々な形態で提供されており、世界で最も古いワイン用ブドウから生産されています。

アメリカのワイン生産の大部分はカリフォルニア州で行われているが、ワシントン州、ニューヨーク州、オレゴン州などの地域は、それぞれ独自の個性を持つワインを生産しています。

それぞれの地域は、醸造技術、ブドウ品種、スタイルに特化しており、初心者からワイン通まで楽しめる高品質のワインを幅広く生産しています。

アメリカン・ワインは、米国の豊かで広大なブドウ栽培の歴史を反映する誇りであり、世界中で賞賛され、楽しまれています。

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第5位 中国

データ

栽培面積
約28万ha

年間生産量
約1,140万hl

概要

中国におけるワインの消費量は近年著しく増加しており、輸入ワインの販売量は過去10年間で3倍以上に増加しています。

この消費量の急激な増加は、ワイン市場に興味深い変化をもたらし、中国の消費者が飲むワインについてより敏感になるにつれ、品質重視の傾向が起こっています。

以前は、中国市場で見かけるのは一部の有名な海外ブランドだけでしたが、今では高級ワインや産地に特化したワインが人気を集めています。

中国のワイナリーの数も目覚ましく増加しており、2010年には約200軒でしたが、現在では1,000軒近くにまで増えています。また、ブドウ園の面積も大幅に増加し、その大部分は西部の新疆と寧夏地域に位置しています。

このような国内生産の急増も手伝って、中国は2018年に4180万ヘクトリットルのワインを生産し、世界第5位のワイン生産国となったのです。

ワイン生産者の効果的なマーケティングと、中国の消費者の継続的な探索により、中国におけるワインの未来は活気に満ちているようです。

第6位 オーストラリア

データ

栽培面積
約14万ha

年間生産量
約1,290万hl

概要

オーストラリア産のワインは、果実味、タンニン、オークの完璧なバランスと、世界各地の製法やスタイルの組み合わせで知られています。

オーストラリアワインは一般的に品質が高く、ほとんど熟成を必要としません。

オーストラリアワインの風味は、海岸線によって大きく異なりますが、最も人気のあるスタイルや品種には、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、スパークリングワインなどがあります。

グレート・ウェスタン・ワイン地域は、オーストラリアのワイン産業発祥の地とされており、受賞歴のあるリースリングからチャーミングなモスカートまで、数多くのブドウ品種が生産される地域となっています。

近年では、クラフトビールやリンゴ酒も盛んです。オーストラリアワインは、世界中のワイン愛好家の間で広く評価され、求められています。オーストラリアワインの美味しさは、その独特の風味と長い歴史、そして永遠に続く革新への情熱によって、世界中で愛されているのです。

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第7位 南アフリカ

データ

栽培面積
約9.3万ha

年間生産量
約824万hl

概要

南アフリカは、有名なピノタージュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーズなどの赤ワインの豊かさと品質の高さで知られています。

また、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、シュナン・ブランなど、白ワインも数多くあります。

南アフリカワインは、その特徴である活力と自然な風味の明確な表現でも有名です。

赤ワイン、白ワインに加えて、南アフリカの生産者はシャンパンやスパークリングワインの生産を再開し、着実に評価を高めています。ピノ・ノワール、シャルドネ、シュナン・ブランといった地場品種は、糖分、アルコール、酸味のバランスがよく、個性的で複雑な味わいが特徴です。

この芸術的な国のワインは、革新、情熱、そして地元のテロワールの表現へのこだわりを示す輝かしい例となっているのです。

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第8位 チリ

データ

栽培面積
約13.6万ha

年間生産量
約950万hl

概要

チリワインは16世紀半ばから生産され、世界的に有名なワイン生産地となりました。

アンデス山脈の高い標高と多様な微気候が、赤と白の両方の品種を生み出すのに適しているのです。

この地域のワインは、複雑さとバランスのとれた酸味、そして濃厚な風味で知られています。

何世紀にもわたるワイン造りの伝統があるにもかかわらず、チリはおそらくカベルネ・ソーヴィニヨンとカルメネールという、世界で最も人気のある輸出用赤ワインで最もよく知られています。

これらのワイン以外にも、シラー、メルロー、マルベック、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、モスカートなど、さまざまな種類のワインが生産されています。

また、チリの地理的・気候的な優位性から、オーガニックワイン、バイオダイナミックワイン、サステナブルワインの生産が著しく増加しています。

また、近年では、その素晴らしい景色、ビーチ、島々、そしてもちろん高品質なワインから、ワイン観光客に人気の国となっています

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第9位 アルゼンチン

データ

栽培面積
約22万ha

年間生産量
約945万hl

概要

アルゼンチンワインは、果実味の深さ、バランスの取れたタンニン、そしてユニークな栽培テロワールで知られています。

これらのワインは様々な品種から造られ、それぞれが明確な特徴を持っています。例えば、メンドーサ州でよく栽培されているマルベックは、赤い果実、ベリーの風味、ブラックチェリーやプラムの強い香り、そしてわずかにスモーキーな香りがあることで知られています。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、エルサルバドルでよく栽培されており、アルゼンチンでもよく見られる品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンは、より厳しいタンニンの構造、強烈なダークベリーのフレーバー、そして土の香りがします。

一方、アルゼンチンのトロンテスは、より花のようなニュアンスと軽いボディを持つフルーティな白ワインです。シャルドネも同様に、アルゼンチン全土、特にサン・ファンで栽培されており、軽い樽香と柑橘系の香りが特徴があります。

アルゼンチンのセミヨンは、アルゼンチンで見られる白ワインの最後の例で、強烈な蜂蜜のキャラクターとスモーキーな香りが特徴的です。

アルゼンチン

第10位 ドイツ

データ

栽培面積
約10万ha

年間生産量
約1,027万hl

概要

ドイツワインには、ミネラルを主体としたモーゼルのリースリングから、アール・ヴァレーのフルボディのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)まで、さまざまなスタイルがあります。

このような産地間の多様性が、ドイツワインを興味深いものにしています。産地ごとに異なるタイプのブドウ品種があり、それが独特の風味に作り上げられています。

ドイツは白ワイン、特にリースリングで有名ですが、ファルツなどの産地では素晴らしい遅摘みのデザートワインや、ユニークな赤ワインもある。ドイツワインは興味深いだけでなく、品質も優れており、世界中で容易に入手することができます。

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この記事を書いた人

ワインを飲む量は年間350本。
IT業界勤務、ワインを学び続ける2児のパパ。
【保有資格】
・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
・日本ソムリエ協会認定ワイン検定講師

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