記事内に広告を含みます
チリワイン!特徴やおすすめワイン、有名な安いワインから高級品までをご紹介
目次
パンダ家イチオシ「チリワイン」
チリワインの概要
チリはすばらしいWeather(天候)、きれいなWoman(女性)、おいしいWine(ワイン)と3つのWがそろう【3Wの国】と言われています。
チリは南米大陸の西海岸にあり、南北に4274㎞もある細長い国です。日本の本州の長さの3倍以上になります。東側にアンデス山脈が走り、起伏のある地形でブドウが栽培されている地域は国土の中間部になります。
19世紀後半に世界中のブドウ樹を枯らせワイン業界を震撼させたフィロキセラという寄生虫から唯一難を逃れることができた国としてもチリは知られています。
日本では2007年にチリと経済連帯協定を結び、ワインの関税が徐々に下がったことで、輸入量が増え続け近年ではフランスを抜いて1位になりました。
ハズレの少ないリーズナブルなワインとしてコンビニやスーパーでもよく見かける身近な存在チリワイン。今回はそんなチリワインについて紹介させていただきます。
りえパンダ
チリのワインってよく見かけるから詳しくなりたい。
それではチリワインの解説をさせていただきます。
チリ最大の産地『マウレ・ヴァレー』
マウレ・ヴァレーは、チリの中央部に位置するワイン産地で、チリで最も古く、最も伝統的なワイン産地の1つです。
涼しい夜と暖かい日中の温度差が大きく、また、降水量が少なく、日照時間が長いことが特徴です。これらの気候条件は、品質の高いブドウの生産に最適であり、特にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、カルメネールといった赤ワインの生産に適していますが近年では、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランといった白ワインの生産も盛んになっています。
多くのワイナリーがあり、美しい景色と美味しいワインが楽しめることから、ワイナリーが人気の観光スポットとしても注目されています。
チリワインのブドウ品種
フランスからブドウの苗木やワイン造りの技術が伝わったチリではフランスの品種、特にボルドー地方で育てられているブドウ品種が多く栽培されています。
気候はブドウ栽培に適した地中海性気候ですが、ヨーロッパと異なるのは日照時間が長く温暖であることです。この環境で栽培されたブドウは完熟度が高いため、アルコール度が高く力強いワインになります。
それではそれぞれの品種を解説いたします。
カベルネ・ソーヴィニョン
チリで最も多く栽培されているのがカベルネ・ソーヴィニヨンです。フランス・ボルドーで主に栽培される黒ブドウ品種で、渋みがしっかりとした力強いワインを生み出すのが特徴ですが、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは渋みがやや柔らかく、渋いワインなどが苦手な方にも飲みやすい万人ウケしやすいものが多いのが特徴です。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは、略して「チリカベ」と呼ばれます。
略称があるってことは相当メジャーってことだね。
カルメネール
カルメネールはフランスのボルドー原産の品種で、寄生虫のフィロキセラが19世紀にヨーロッパのブドウに壊滅的被害をもたらした際に絶滅したとされていましたが、実はボルドーからチリに移植されていました。
先述した通り、チリは世界で唯一フィロキセラ被害を受けていない国ですので、カルメネールも生き延びることができたのです。
ここからが面白いのですが、1994年のDNA調査まで生き延びたカルメネールはずっとメルローと間違えられて育てられていたそうです。現在では、チリ特有の品種として知られています。
エキゾチックな香りを持ち、独特の味わい深い赤ワインになります。
シャルドネ
世界中で造られているシャルドネですが、チリのシャルドネは洋梨やマンゴーなど甘めの香りやコクが他国のシャルドネより強く感じられ、酸もふくよかなものが多いです。
ソーヴィニオン・ブラン
柑橘系の香りにハーブや青草のニュアンスが特徴的な品種でボルドーが原産の白ブドウ品種ですが、チリのソーヴィニヨン・ブランはパッションフルーツのような南国果実のニュアンスも感じられます。
おすすめの生産者
ロスヴァスコス社
フランスのメドック格付け第1級のシャトー ラフィットを所有するバロン ド ロートシルト ラフィット社が、チリでのワイン事業を始めるためにダイヤモンドの原石となる現地の会社を探していました。その中で選ばれたのがロス ヴァスコスです。
バロン ド ロートシルト ラフィット社は、このチリワインの原石(ロス ヴァスコス)を世界最高峰のレベルに引き上げるべく、ラフィットのディレクターを派遣し、ラフィットの知識と技術を注いできました。
ロス ヴァスコスのラベルには、ロスチャイルド家の紋章「伝統と上質の5本の矢」が描かれています。
コノスル
チリワインの安旨ワインの代名詞的存在。自転車のマークでおなじみ「コノスル」です。
歴史は浅く1993年に設立されましたが、チリワイン年間優秀生産者に2年連続で選ばれるなど現在ではチリでもトップクラスのワイナリーとなっています。
コノスルには複数のラインナップがあるのですが、おすすめしたいのは最上級ラインナップの「20バレル・リミテッドエディション」です。
厳選した20樽のみが限定生産されたことに由来するこちらのシリーズは、専用畑で葡萄を丹念に育て上げ、収穫量を制限することで深みと凝縮感を引き出したプレミアムなワインです。
モンテス
モンテスはワイン・ビジネスにおける4人のスペシャリスト(醸造家、輸出ディレクター、財務担当、ワイナリー所有者)により1988年設立され、リーズナブルでカジュアルなチリワインのイメージを一新しました。
一流レストランや航空会社の機内ワインとして採用され、世界中のメディアや著名なワイン評論家から賞賛を受けるなど、現在ではチリを代表するトップワイナリーの位置を獲得しています。
【送料無料】ワイン ワインセット モンテス堪能赤白泡6本セット MM10-1 [750ml x 6]
チリを代表するプレミアムワイン
チリは、コストパフォーマンスのいいワインだけでなく、近年では高級プレミアムワインも多く生産されるようになりました。「アルマヴィーヴァ」はプレミアムワインの代表格といえます。
「アルマヴィーヴァ」はチリを代表するワインメーカーである「コンチャイトロ」とボルドーで5大シャトーである「シャトームートンロートシルト」がタッグを組んでできたワインメーカーです。
チリの「オーパスワン」と呼ばれるほど世界で大絶賛されています!
色に深みがあり、強くて鮮やかなルビー色です。ラズベリーやブラックベリーのような赤いフルーツの繊細な香りが洗練された独特の香りを放ちます。品種は、カベルネソーヴィニヨン、カルメネール、カベルネフラン、プティヴェルド。フルボディでステーキやローストビーフ、スペアリブなどの肉料理との相性が抜群です!
リンク
終わりに
日本では非常に身近な存在のチリワイン、この機会に改めてチリワインと向き合ってみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
【Amazon】おすすめチリワインセット
Amazonで買えるおすすめチリワインセットです。
【エノテカ厳選】チリのカベルネ・ソーヴィニヨン飲み比べ3本セット [ 赤ワイン フルボディ チリ 750mlx3本 ]
世界のワイン産地を紹介している記事も宜しければご覧ください!
ワインに詳しくなりたい方必見!やさしいワインの基礎知識
ワインに詳しくなりたいよ! ワインに詳しくなりたい人がまず押さえたい、基礎知識・品種・産地をまとめました。この記事を読むだけでワイン通の仲間入りです! 【ワイ…