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スペインワインの秘密のガーデン、おすすめ品種とその産地

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パンダ家イチオシ「スペインワイン」

スペインを代表するブドウ品種

テンプラニーリョ

テンプラニーリョは、中程度の酸味とタンニンを持ち、フルーティーで芳香な香りを放ちます。一般的に、スペインのテンプラニーリョワインは、豊かなフルーツの味わいとしっかりとしたタンニンが特徴で、熟成によって、オーク樽で熟成した場合はバニラやスパイスのニュアンスが加わることもあります。

テンプラニーリョは、単一品種のワインとして楽しむことができますが、スペインでは、テンプラニーリョとカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどのブドウ品種をブレンドしたワインも多く作られています。特に、リオハでは、テンプラニーリョを主体に、グラシアーノやマズエロなどのブドウ品種をブレンドした伝統的なワインが有名で、スペインの代表的なワインの一つとして知られています。

また、近年では、新しいスタイルのテンプラニーリョワインも増えており、バリエーションが増えているという特徴があります。例えば、軽めのスタイルのテンプラニーリョワインや、カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドして、より複雑な味わいを楽しめるものなど、幅広いバリエーションがあるため、初心者からワイン愛好家まで、楽しむことができます。

アイレン

アイレンは、酸味が穏やかで、フレッシュでフルーティーな香りが特徴的です。アルコール度数が低めであることから、軽めのワインとして楽しむことができます。スペインでは、アイレンを単一品種のワインとして楽しむことはあまり一般的ではありませんが、他のブドウ品種とのブレンドワインに使用されることが多いです。

アイレンの生産量が多く、比較的安価なため、スペインでは、ワインのベースワインやスプマンテ(スパークリングワイン)の原料として使用されることが多いです。また、アイレンは、ブレンドすることで、よりバランスの良いワインを作ることができます。

アイレンは、スペインを中心に栽培されているため、国内での認知度は高く、親しみやすいワインとして楽しむことができます。また、その生産量の多さから、コストパフォーマンスに優れたワインを手に入れることができるため、初心者にもおすすめの品種です。

スパークリングワイン【カヴァ】について

Cavaカヴァはカタルーニャ語で【洞窟】という意味です。
生産量は95%がカタルーニャ州で、スペインで造られるスパークリングワインをカヴァと呼びます。製造するうえでの規定はこのように決められています。

  1. 瓶内二次発酵であること
    (白ワインに酵母とショ糖を入れて瓶詰し、炭酸ガスを生成させる)
  2. 9か月以上熟成させること
  3. 使っていいブドウの品種
    白ブドウ・・・(マカベオ・パレリャーダ・チャレッロ・シャルドネ・ピノノワール)
    黒ブドウ・・・(トレパット) ※ロゼのカヴァに使用

2.の熟成期間ですが、最低9か月という決まりで15か月以上熟成せれたカヴァには【レゼルバ】、30か月以上熟成させたカヴァには【グランレゼルバ】と表記されます。

さらに、

36か月間も熟成させた『カヴァ・デ・パラヘ・カリフィカード』という究極のカヴァも存在します。

※パラヘは【畑】
※カリフィカードは【認定された】

名前の通り、認定された特別な畑でしか収穫されないブドウを使い、なおかつ手摘みであることを条件としています。その他、辛口であること、ブドウの樹齢は最低10年以上であること、ひとつの品種しか使ってはいけない『単一ワイン』であること、など厳しい条件をクリアした生産者に限られるため、現在は9社しかないです。

カヴァは安くておいしいスパークリングワインというイメージをもっている人も多いと思いますが、『カヴァ・デ・パラヘ・カリフィカード』に関してはプレミアのイメージをつけるための取り組みで、イメージアップを図ったスパークリングワイン。シャンパンと同様に、それ以上にプレミアな商品ですね。【シャンパン=高価】というイメージと同じようにカヴァも高価で貴重なスパークリングワインがあることを知ってもらえたかと思います。
レストランでも最初の1杯をカヴァでスタートさせるのも良いですね。


カヴァ・デ・パラヘ・カリフィカード グラン・ヴィンテージ [2015] ペレ・べントゥーラ <白> <ワイン/スパークリング>

酒精強化ワイン【シェリー】について

シェリー酒はスペインで造られている【酒精強化ワイン】です。
※酒精強化ワインとは醸造過程でアルコールを添加することでアルコール度数を高めたワインのことをいいます。

シェリーは地方の名前で、ここで育つブドウは主に『バロミノ』というブドウの品種です。
バロミノはシェリー酒以外には使われない品種です。
その他『モスカテル』という品種は、甘口のシェリー酒を造るときに使われます。
『ペドロ・ヒメネス』も、甘口のシェリー酒を造るときに使われますが、干しブドウにして使うことで極めて甘いシェリー酒を造ることができます。

ストレートで白ワインのように冷やして飲むのがおいしいシェリー酒。辛口から極甘口まで幅広くあるのがシェリー酒の魅力です。辛口から極甘口まで11種類に分けられます。

辛口は5種類

フィノ・・・ナッツや青りんごのような香りの辛口
マンサニーリャ・・・カモミールのような香りで塩味を感じる辛口
アモンティリャード・・・複雑味があるシャープな辛口
オロロソ・・・やや甘く感じる辛口
パロ・コルタド・・・オロロソより辛口でアモンティリャードに似ている

甘口は4種類

ドライ・・・軽い甘口
ペイル・クリーム・・・フルーティな甘口
ミディアム・・・優しい甘口
クリーム・・・オロロソに甘みを加えたワイン

極甘口は2種類

モルカテル・・・マスカット系の極甘口
ペドロ・ヒメネス・・・干しブドウの香りがある極甘口

料理とのマリアージュはオードブルや魚介類を塩味系でさっぱりと仕上げた料理と合います。
他にもシェリー酒は炭酸で割ったり、カクテルにして飲んだりと楽しみ方がたくさんあります。あまり日本では馴染みのないシェリー酒ですが、いろいろな種類があるので一度試してみてはいかがでしょうか!

まとめ

以上、スペインの代表品種とカヴァ、シェリーを見てきました。どうでしたでしょうか?今回の記事を参考にスペインワインについても好きになっていただけたら幸いです。

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この記事を書いた人

ワインを飲む量は年間350本。
IT業界勤務、ワインを学び続ける2児のパパ。
【保有資格】
・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
・日本ソムリエ協会認定ワイン検定講師

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