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絶対に食べてみるべき!ブリ・ド・モーの魅惑の味わいと豊かな歴史

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りえパンダ

ブリ・ド・モーってどんなチーズなんだろう?

夫パンダ

今回はブリ・ド・モーについて解説いたします。

目次

ブリ・ド・モーとはどんなチーズ?

タイプ白カビタイプ
原産国フランス
原料牛乳
乳脂肪分45%
熟成期間4週間

白カビチーズのなかでも、特に目立つ存在であるのが、大きな円盤形をしたチーズ、ブリ・ド・モーです。ブリ・ド・モーは、ブリ三兄弟の長男として知られており、その大きさだけでなく、歴史的な重要性や世界的な人気、そしてフランスチーズのスターであり『チーズの王様』としての地位も確立しています。

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ブリ・ド・モー、ブリ・ド・ムラン、ブリ・ド・クロミエがブリ三兄弟と呼ばれています。

上品な香りを持ち、クリーミーで深い味わいが特徴的です。熟成が進むと中身がとろりと流れ出すほどの食べごたえもあり、最近では日本でもパーティーや特別な場において重要な存在となっています。

ブリ・ド・モーにまつわるエピソード

フランスの中北部、イル・ド・フランス地域では、昔から白カビで覆われたチーズが作られてきました。その技法は、あのカマンベールチーズの基礎にもなっています。

ブリという名前のチーズは、歴史上でも古くから存在しており、9世紀初頭にはカール大帝のお気に入りの食べ物として知られていました。16世紀には、アンリ4世とマルゴ妃がこのチーズをパンに塗って食べることを最高のおやつとして楽しんでいたという逸話も残っています。そのため、長い間『チーズの王様』と呼ばれていました。

さらに、フランス革命で追い詰められたルイ16世が最後に望んだチーズも、このブリだったそうです。しかし、最も有名なのは1815年のウィーン会議で開催されたチーズコンクールで1位に輝き、『チーズの王様』と称えられたことです。

20世紀には『原産地呼称統制』の認証チーズとして認められ、生産量も急増しました。現在では、ブリの生産地はイル・ド・フランスから東に広がっています。

ブリ・ド・モーに合うワイン

ボルドーの重めの赤ワイン

ブリ・ド・モーの上品な香りとクリーミーなコクは、ボルドー赤ワインの力強い果実味と絶妙に調和します。ブリの豊かな風味とワインのタンニンが相互に引き立ち、互いの特徴を引き出す相性です。ボルドー赤ワインのエレガントな酸味が、ブリの濃厚さを引き締め、食欲をそそります。お互いの味わいを引き立て合いながら、贅沢な味わいの対話が楽しめます。

シャンパン

シャンパンの酸味とブリの塩気が絶妙に調和し、口の中でバランスの取れた味わいを生み出します。シャンパンのシャープな泡立ちが、ブリの濃厚な風味を引き立てます。また、ブリのクリームのまろやかさがシャンパンのフレッシュな味わいと相まって、口の中で優雅で楽しい舞踏会を開催します。

終わりに

今回は白カビタイプのブリ・ド・モーを紹介させていただきました。エピソードとともにワインとのマリアージュを楽しんでいただけたら幸いです。今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

ワインを飲む量は年間350本。
IT系会社勤務、ワインを学び続ける2児のパパ。
【保有資格】
・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
・日本ソムリエ協会認定ワイン検定講師

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