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リコッタチーズ。ミルキーな美味しさが広がるフレッシュな魅力
りえパンダ
リコッタってどんなチーズなんだろう?
今回はリコッタについて解説いたします。
目次
リコッタとはどんなチーズ?
タイプ | フレッシュタイプ |
原産国 | イタリア |
原料 | 牛乳 |
乳脂肪分 | 30~50% |
熟成期間 | なし |
リコッタはイタリア全土で造られるフレッシュチーズです。
チーズづくりで得られるミルク由来の水分を再利用して作られています。リコッタという言葉はイタリア語で「二度煮た」という意味であり、その名の通り、ホエー(チーズ作りの際に残る液体)にミルクまたは生クリームを加えて再度煮返すことで作られます。
チーズの含有量が50%以下なので、厳密にはチーズとは呼べません。しかし、その柔らかな風味と使い勝手の良さから、多くの料理で活用されます。パンに乗せたり、スイーツに使ったり、サラダやパスタのトッピングとしても人気です。
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リコッタにまつわるエピソード
チーズづくりで生じるミルク由来の水分には、まだ味や栄養素が残っており、固まる能力も持っています。この事実は昔から知られていました。
そのため、チーズ文化のある地域では、牛乳だけでなく羊乳や山羊乳、水牛乳など、さまざまな乳から得られる「もったいない水分」を使ってリコッタが作られてきました。
農家はまず「売るためのチーズ」を作り、その後に残った液体に少しミルクと塩を加えて再度煮返します。すると固まって浮かんでくるものを掬い取り、自分たちの食料として楽しんでいました。今でもチーズ作りの現場では、一仕事が終わった鍋に再び火をつけてリコッタ作りが行われます。湯気が立ち上がる中でふわふわのリコッタが集められ、パンに載せてハチミツをかけたり、グラニュー糖やマール種をかけたりする贅沢な食べ方が楽しまれます。
このように、「もったいない」から生まれる贅沢な味わいが魅力です。
リコッタに合うワイン
コクのある白ワイン
リコッタチーズとコクのある白ワインのマリアージュは絶妙な組み合わせです。リコッタチーズの柔らかな舌触りと上品な甘味に対して、コクのある白ワインは豊かな果実味やバターのような風味をもたらします。この組み合わせによって、口の中での調和と相乗効果が生まれます。
リコッタチーズのモソモソとした食感に対して、白ワインの酸味が爽やかなアクセントを加え、相互に引き立て合います。また、白ワインの華やかな香りや余韻の長さが、リコッタチーズの風味を一層引き立てます。
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終わりに
今回はフレッシュタイプのリコッタを紹介させていただきました。エピソードとともにワインとのマリアージュを楽しんでいただけたら幸いです。今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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