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コスパ最良!イタリアの微発泡ワイン【ランブルスコ】の楽しみ方
イタリアの微発泡ワイン、ランブルスコ。フルーティーな味わいが親しみやすく、イタリアはもちろん、日本でも大変人気のあるワインです。今回は、そんなランブルスコをご紹介します。
目次
ランブルスコとは
ランブルスコは、イタリア中部エミリア・ロマーニャ州で造られているワインです。一部その北のロンバルディア州でも州境で生産されています。通常赤い微発泡ワインですが、ロゼと白もあります。イタリア国内で最も飲まれているワインで、その消費量は年間約1300万リットルにのぼります。
ランブルスコがポピュラーな理由のひとつは、リーズナブルな価格。ランブルスコの産地は、イタリア最長の川ポー川流域で、ここにはイタリア最大の平野であるパダーナ平原が広がっています。広大な平野なので効率よくブドウの栽培ができ、大量のワインを生産することができるゆえ、ワインの価格を抑えることができるのです。
ランブルスコのブドウ品種は同名のランブルスコ種で、ランブルスコ・ディ・ソルバーラ種、ランブルスコ・グラスパロッサ種、ランブルスコ・サラミーノ種など、地区により種類が異なります。
DOC(統制原産地呼称)も複数あり、代表的なランブルスコは、モデナ周辺で造られているランブルスコ・ディ・ソルバーラ、ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ、ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェの3つです。
ランブルスコの味わい
ランブルスコの味わいは、なんといってもフルーティー。辛口から甘口まであり、エチケットに、セッコ(辛口)、アッボカート(中辛口)、アマービレ(やや甘口)、ドルチェ(甘口)のいずれかが記載されています。辛口を選んでも、やや辛口くらいの味わいで、フルーティーです。アルコール度数も10%前後と低めですし、タンニンも少なめなので、ワイン初心者のかたや赤ワインが苦手なかたでも飲みやすい味わいです。
なかでも、ランブルスコ・ディ・ソルバーラは、よりフレッシュな味わい。スミレの香りが広がり、心地よい飲み口です。タンニンが少なめで、ランブルスコの典型的な味わいですので、ランブルスコを飲んだことがないかたは、まずこれを試してみるとよいでしょう。
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一方、ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロは、色も濃く、黒系果実の香りがあり、しっかりした味わいです。重厚感があるワインがお好きなかたには、これがおすすめです。
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ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェは、前述ふたつの中間的な味わいです。いろいろ飲み比べるのも楽しいですね。
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ランブルスコに合う料理
ランブルスコの産地パダーナ平原は、ヨーロッパ有数の農産地帯で、パルミジャーノ・レッジャーノ、グラナ・パダーノ・チーズ、生ハム、モルタデッラ(ボローニャ・ソーセージ)、バルサミコ酢など、イタリアが世界に誇る名産物の産地でもあります。ランブルスコの産地の中心モデナや、生ハムの最も有名な産地パルマ、そしてエミリア・ロマーニャの州都ボローニャは、美食の町と呼ばれ、グルメを求め世界中から観光客が訪れます。
辛口や中辛口のランブルスコは、そんな美食の町の食事に合わせて楽しむことができます。
パルミジャーノ・レッジャーノやグラナ・パダーノは、とろっとした熟成バルサミコ酢をたらすだけで贅沢なおつまみになり、ランブルスコとの相性もバツグン。生ハムとモルタデッラにも、ランブルスコはぴったり。チーズやハムの脂肪分がランブルスコのフレッシュな微発泡にマッチして、幸せなマリアージュを生み出してくれます。
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この地方の郷土料理といえば、トルテッリーニとラザニア。トルテッリーニは、豚肉、生ハム、モルタデッラ、パルミジャーノを混ぜた具を入れた、詰め物パスタです。ラザニアは、みなさんご存じ、ミートソースとベシャメルソースが層になったパスタ。どちらのパスタも卵入りの生地で、風味豊か。さわやかなランブルスコを合わせると、料理もワインも、そして楽しい会話も進みます。
肉料理コテキーノとザンポーネもご紹介しましょう。コテキーノは豚肉にナツメグやクローブなどのスパイスと塩胡椒を混ぜて大きなサラミ型にしたものをゆでて食べる料理です。ザンポーネは、くりぬいた豚足に豚肉を詰めた加工肉です。どちらもエミリア・ロマーニャ州の冬の郷土料理ですが、イタリア全国で年越しとお正月に食べられている晴れの日の料理でもあります。豚肉の脂肪たっぷりの濃厚な味わいですから、軽やかなランブルスコを合わせれば至福のペアリングの完成です。
コテキーノやザンポーネは、日本ではなかなか入手が難しいと思いますので、パルミジャーノやグラナ・パダーノ、生ハムやモルタデッラ、そしてラザニアにぜひランブルスコを合わせてみましょう。
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一方、やや甘口または甘口のランブルスコは、スイーツと合わせることができます。タルトなどの焼き菓子や、クリームを使ったデザートにマッチします。お菓子の甘さにランブルスコの甘みが絶妙に寄り添ってくれます。
まとめ
フルーティーな味わいのランブルスコ。気軽に楽しむことができますので、ぜひデイリーワインに取り入れてみてください。
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