シャトレーゼのワインは美味しい？まずい？樽出し生ワインをレビュー＆採点

シャトレーゼとワインの関係性

和洋菓子やアイスのイメージが強いシャトレーゼですが、実はぶどうやワインとも関係が深い会社です。本社はブドウ産地として名高い山梨県甲府市にあります。創業者の実家もぶどう農家だそうです。社名のシャトレーゼ（Chateraise）は、フランス語で城を意味するシャトーと、ブドウを意味するレザンを合わせた造語で、「ぶどうの城」を意味します。こういったことからシャトレーゼがワインに対する思いやこだわりが非常に強いことが伺えます。

シャトレーゼの樽出し生ワインとは

どうやって造られているか

シャトレーゼは2000年に甲府市勝沼の旧本社を改築し、ワイン醸造を開始しました。その後2002年に山梨県甲斐市の「ベルフォーレワイナリー」を買収し、現在山梨県甲斐市と甲府市勝沼の2カ所に自社ワイナリーを所有します。この２か所の自社ワイナリーで樽詰めされたものがお店に直送されています。

樽生ワインのメリット・デメリット

樽生のメリットは、樽に詰めたまま店舗に送られることにより、ワインの天敵である光や熱による影響を受けにくくなることや、非加熱・無濾過なのでワイン本来の風味を最大限残したままで頂くことが可能になることです。デメリットは購入後は丁寧に保存し、極力早く飲む必要があることです。非加熱・無濾過のため外部の熱などの影響を受けやすく品質も著しく低下する可能性があります。ですので自宅のワインセラーや冷蔵庫で静かに保存しておく必要があります。またボトルに詰めるときに酸素に触れているため、その時点から酸化が始まり、風味の劣化が始まります。シャトレーゼでは２週間が賞味期限としていますが、できれば３日以内に消費した方がよいのではないかと思われます。なお今回の実食では購入の翌日にすべて消費いたしました。

購入方法は

樽出し生ワインはインターネットでは購入できません。シャトレーゼの店舗でのみ販売です。店舗でも一部の店舗でのみ取り扱いになります。

初回は瓶を購入します（154円）。２回目以降は瓶を持参すると瓶代はかかりません。瓶は新しいのと取り換えてくれますので安心してください。店員さんが店内で樽から瓶にワインを注いでくれます。

樽出し生ワインの口コミ・評判

良い評価の口コミ

悪い評価の口コミ

樽出し生ワインの採点

第1位　樽出し生ワイン　シャルドネ

「樽出し生ワイン　シャルドネ」

WPP：27P(満点40P)

フレッシュなグレープフルーツやパッションフルーツの様な香りに樽由来のバニラやナッツの香りが心地よく香ります。味わいは柑橘系の果物を口いっぱいに含んだような爽快感の中に、樽から出るバニラのような甘苦い味わいがかなりしっかりでています。爽やかさと複雑さを兼ね備え、非常に美味しいです。この味わいが1000円以下で味わえるのは本当に信じがたいです。これは本当に大満足のワインです。是非一度は絶対に飲んでみていただきたいです。

第2位　樽出し生ワイン　カベルネソーヴィニョン

「樽出し生ワイン　カベルネソーヴィニヨン」

WPP：26P(満点40P)

こちらは２位になりましたが、１位のシャルドネに負けず劣らず非常に美味しいです。フレッシュかつ軽やかで非常に飲みやすい印象です。軽い赤ワインというと一般的には安物・おいしくないというイメージが先行してしまいますが、こちらのワイン、軽やかなのですが非常に引き締まった爽やかな酸が特徴的で、この酸のおかげでワインにしっかりとした骨格が表れています。また１位のシャルドネ同様、樽由来の香りや味わいが強めに出ていることで、ヒノキのような”和”を感じさせてくれます。ブドウは外国由来のカベルネソーヴィニヨンですが、それを日本の技術と文化で造り上げた、日本らしい和風赤ワインといった感じでしょうか。大満足のワインでした。

おわりに

今回はシャトレーゼの樽出し生ワインをレビュー＆採点させていただきました。お菓子屋さんのワインとの先入観を良い意味で裏切ってくれた本当に美味しいワインでした。是非今回の採点を皆様のご購入の際の参考にしていただけたら幸いです。

今回の採点は以上です。ありがとうございました。